【シングルマザーの転職】タイミングと成功の秘訣を紹介

働くシングルマザーの頭の中に「転職」の二文字がよぎるのは、珍しいことではありません。

自分一人の力で子供との生活を守り、さらに子供を高校、大学へと進学させて立派に育てていくとなれば、当然ながらそれ相応のお金が必要…。

さらに、児童扶養手当や就学援助などといった、国からの援助だけでは不安…となればもう、転職して自分の収入力を高めるしかありませんよね。

そこで今回は、シングルマザーが転職を考えるタイミングや転職を成功させるポイントについて紹介していきます。

今すぐ転職したいシングルマザーはもちろん、将来的に転職を考えているシングルマザーも是非参考にしてみてください!

シングルマザーが転職を考える2つのタイミング

シングルマザーが転職を考えるタイミングや理由は人により異なりますが、基本的には以下いずれかのタイミングが一般的なのではないでしょうか。

①収入が足りなくなったとき

②子供が成長して働きやすくなったとき

多くのシングルマザーが転職する最大の理由は「お金の問題」だと思います。

シングルマザーとして生活する上で収入が不足すれば、必然的に転職を検討せざるを得なくなるはず。

また、子供が小さくて思うように働けなかった方なら、子供が小学校や中学校へ進学し、子育てによる条件の制限が少なくなったタイミングが転職のチャンスです。

そもそも子育てに本格的なお金がかかるようになってくるので、これまでと同じ働き方では生活が難しくなってしまいますよね…。

なお、シングルマザーの転職理由・タイミングはこればかりではありません。

離婚や未婚出産によりシングルマザーとなったタイミングで転職する方もいれば、労働時間や勤務地などの条件が合わない、やりたいことが見つかったなどといった理由で転職を考える方も多くいます。

シングルマザーの転職を成功させる3つのポイント

では、シングルマザーが転職する時にチェックしたい、3つのポイントを見ていきましょう。

①シングルマザー歓迎の職場を選ぶ

②長く続けられる仕事を選ぶ

③雇用形態にこだわらない

これらを順番に解説していきます。

転職のポイント①シングルマザー歓迎の職場を選ぶ

シングルマザーの転職は正直簡単ではありませんが、そのハードルを少しでも下げるなら応募先はシングルマザーを歓迎している企業に絞ってみましょう。

そんなこと求人に書いてないよ…と思ったかもしれませんが、具体的には「特定求職者雇用開発助成金」を受けている企業がおすすめです。

特定求職者雇用開発助成金とは、対象労働者を新たに雇い入れる事業者に厚生労働省から支給される助成金のこと。

特定求職者雇用開発助成金にはいくつかコースがありますが、シングルマザーなら、高年齢者・障害者・母子家庭の母などの就職困難者を雇い入れる「特定就職困難者コース」を受けている企業を探してみましょう。

これらの企業であれば、シングルマザーでも採用されやすいだけではなく、働き始めてからも何かと理解を得やすいメリットがあります。

転職のポイント②長く続けられる仕事を選ぶ

シングルマザーが転職するなら、できるだけ長く続けられる仕事を選ぶのが得策です。

長く続けられる仕事というのは、何も「自分が好きな仕事」や「将来のためになる仕事」ばかりではありません。

以下のような項目も、しっかりとチェックしておきましょう。

・立地(通勤しやすい・子供の送り迎えがしやすい)

・シフトに融通が効く(急なお休みにも対応してもらえる)

・残業が少ない

・昇給や賞与の有無

・土日出勤の有無

・会社や同僚の雰囲気、規則など

なお、将来的に収入アップや出世を目指したいのであれば、資格手当の有無、女性管理職への登用比率なども確認必須。

正社員で働く場合は、転勤の有無も調べておいた方が良いですね。

転職のポイント③正社員にこだわらない

「できれば正社員として働きたいな…」と考えるシングルマザーは多いと思いますが、雇用形態を正社員にこだわる必要はないでしょう。

確かに正社員の仕事へ転職できれば魅力的なメリットが得られるかもしれませんが、その分シングルマザーにとっては負担が多く、そもそも転職のハードルも高くなりますよね。

しかも、現在は「同一賃金同一労働」により、同じ企業内での正規雇用労働者(正社員)と非正規雇用労働者(パートや派遣)の間で待遇差を設けることが禁止されています。

つまり、「正社員じゃないとダメ」「正社員じゃないと不安」というのは、昔の話だと言っても過言ではありません。

場合によっては契約社員や派遣社員でも正社員と同等の収入を得られる上、福利厚生が充実している会社ならシングルマザーでも安心でしょう。

しっかり生活費を稼ぎながら、子供との時間を大切にできるのであれば、自由度の高い雇用形態を選択する方が得策だと言えますね。

なお、どうしても正社員を目指したいなら、未来の雇用形態に融通が効く職種・企業を選ぶと良いでしょう。

シングルマザーの転職は派遣会社を活用しよう

シングルマザーの転職についてお話してきましたが、忙しい中で自分にぴったりの企業を探すのはとても難しいことだと思います。

なので、シングルマザーの転職活動は、派遣会社を利用してプロにお任せするのもありでしょう。

派遣ならシングルマザーでも採用されやすく、収入や福利厚生面でも安心できるような企業を提案してもらえる他、以下のようなメリットを得られます。

・シフトの自由度が高い

・好きな仕事を選べる

・時給が高いケースが多い

・様々な経験を積める

・派遣会社のサポートを受けられる

・福利厚生が充実している会社が多い

また、社内の雰囲気なども事前にリサーチしてくれるので、せっかく成功した転職が「思ってたのと違う…」と空振りしてしまうことも防げるでしょう。

仕事についての相談だけでなく、長期的なキャリアプランも一緒に考えてもらえるので、将来的にも安心。

実際に筆者の周りのシングルマザーも派遣会社を活用している方が多いですが、正社員と同等の収入・待遇を得ながら自由度の高い暮らしをしているなぁといった印象ですね。

会社によっては、子供の預け先に関する相談も受け付けているようなので、小さい子供をお持ちなのであれば尚更安心かもしれません。

転職したいけどどうしたら良いのか分からない!というシングルマザーは、まずは派遣会社へ相談してみてはいかがでしょうか。