シングルマザーは週4,5でガッツリ稼ぐ方がいい?【理想の働き方とは】
シングルマザーだし、週4,5日の仕事でがっつり稼ぐ方が良いのかな…。でも、子育てと両立できるのかな…。子供との時間も大切にしたいな…。
今回は、このようなお悩みを持つあなたに向け、シングルマザーにベストな働き方や、子供の年齢に合わせた勤務時間の選び方、週4,5日勤務でしっかり働き始める最適なタイミングなどを提案させていただきます。
後半ではシングルマザーが無理のない範囲で賢く働くコツについても紹介していくので、是非参考にしてみてください!
シングルマザーが稼ぐなら週4,5のフルタイムがベスト
早速結論ですが、シングルマザーがガッツリ稼いでいきたいのであれば、週4.5回、尚且つフルタイムの仕事がベストでしょう。
例えばですが、あなたが時給1,000円、8時間勤務、週5日という条件で働いたとすれば、「1,000円×8h×5日×4週」で約16万円の収入を得られます。
十分ではないと感じるかもしれませんが、しっかりとやりくりすれば、貯金もできる金額ですし、これに加え児童手当や児童扶養手当などを受け取って、それらを全額貯金に回していけば、年間50万円以上の貯蓄も可能でしょう。
なお、これは筆者の意見ですが、シングルマザーが働くにあたり、正社員か、派遣か、パートかといった”雇用形態”にはそこまでこだわる必要はありません。
なぜなら、現在は「同一賃金同一労働」により、正社員とパートの待遇差がなくなっている上、シンママにとって正社員の仕事は負担が大きいと考えられるからです。
シングルマザーなら国からの支援も受けられるので、パートや派遣、契約社員といった自由な働き方であっても、生活・貯金をしていくことはそう難しくないのですよ。
シングルマザーは子供の年齢に合わせた働き方を
先ほどシングルマザーがガッツリ稼ぐなら週4,5×フルタイムの仕事がベストだとお話ししましたが、これはあくまでも「収入面」だけを考えた場合の結論です。
ワンオペ育児が当たり前で、仕事と子育てを常に両立していかなければならないシングルマザーにとって、子供の都合はどうしても無視できません。
シングルマザーにとって、お金を稼ぐということがどれだけ大切かは痛いほど分かります。
しかし、働き方を選ぶ際は、シングルマザーだからこそ、母親業と両立できるのかといった点にも十分考慮する必要があるでしょう。
子供が小さいうちは週1,2のパートが理想?
いつ体調を崩すか分からない、そして母親を最も必要としているような、小さい子供を持つシングルマザーにとって、週4,5×フルタイムの仕事をするのはあまり現実的ではありません。
という筆者は、子供が小さい頃から週5勤務・ほぼフルタイムで働いていましたが、今となってはとても後悔しています。
幼い子供に”遅寝・早起き”の無理な生活をさせる上、大切な時期に親子の時間が取れない…我が子のことは保育園の先生の方がよく知っているんじゃないかというぐらい。
いつもバタバタした生活で、精神的にも余裕がなくなる…いくら稼ぐことが大切だとは言え、このような状況は”母親”として考えたときにいかがなものでしょうか。
さらに、週4,5勤務をしたところで、結局頻繁に休む羽目になり、迷惑をかけてしまうんですよね。収入だって安定しません。
なので、子供が小さいのであれば、週1,2〜3日程度のパートで無理のない働き方を選択し、手当を賢く活用していくのがおすすめでしょう。
仮に週4,5日働きに出るとしても、時短勤務を選択する方が望ましいですね。
生活は楽でないかもしれませんが、子供との時間も大切にすべきだと思いますし、貯金は子供が小学校へ入ってからでも遅くありません。
なお、児童扶養手当を活用した働き方については、以下の2記事を参考にしてみてください!
週4,5でガッツリ仕事を始めるタイミングは?
「じゃあ、週4,5日・フルタイムの仕事はいつから始めれば良いの?」と思われたかもしれませんが、目安としては子供が小学校高学年ぐらいがおすすめでしょう。
これからどんどん費用が増す教育費に備えなければなりませんし、子供も自立し始めてくる時期ですから、しっかり仕事を始めるタイミングとしては最適です。
ただしこれは、子供の状況や家庭環境にもよるので一概には言えません。
例えば、あなたが実家暮らしのシングルマザーで、家事や子育てを両親と分担できる状況なのであれば、子供がもうちょっと小さいタイミングであっても負担は少ないと考えられます。
周囲の手を借りられるのなら、「稼ぐ」ことにフォーカスしても上手く両立していけるでしょう。
逆に、小学校高学年ぐらいになったとしても、子供が病気がちだったり、何か問題を抱えていたり、まだまだ母親のサポートがたくさん必要な状況なのであれば、見送った方が得策かもしれません。
仕事と子育ての両立はシングルマザーに限らず、働くママの課題ですから、慎重に判断するようにしてくださいね。
シングルマザーが無理のない範囲で賢く働くコツ
では最後に、シングルマザーが無理のない範囲で賢く働くコツを、簡単に紹介しておきましょう。
まずは、働き先についてですが、子育てと両立したいのであれば以下をポイントに選んでみてください。
・シフトに融通が効く(急な欠勤・早退・遅刻に対応してもらいやすい)
・ママ・シングルマザーに理解がある
・日曜日、祝日が休み(または確実に休める)
・人手不足の職場は避ける
そして、収入の目安は以下を参考にしてみましょう。
<児童扶養手当を全額受け取りたい場合>
(収入+養育費の8割)-控除額=87万円(全部支給の所得制限)以下※子供が1人の場合
ちなみに控除額は人により異なりますが、基本的には給与所得65万円+一律控除8万円が適用される方が多いでしょう。
つまり、控除前の年収が160万円以内であれば全額受け取りが可能です。
働き方の例:時給1,000円で1日7時間、週4日のパート
<児童扶養手当に頼らずガッツリ稼ぎたい場合>
子供が一人の場合、以下が目安となるでしょう。
・年収が約342万円以上なのであれば児童扶養手当を受け取るより効率が良い
・年収303万円以上~約342万円以内なのであれば、児童扶養手当に頼った方が良い
ここまで読んだあなたならお分かりかもしれませんが、シングルマザーが満足に生活したり、貯金したりしていく方法は、「フルタイムの仕事でたくさん稼ぐ」ばかりではありません。
子供の年齢や国からの支援を考慮して、無理のない働き方を選択し、母親業と両立させていく…それこそが、シングルマザーの賢い生き方なのですよ。