シングルマザーの世代別・子供の年齢ごとにおすすめの求人とは?【仕事の選び方も紹介】
働くシングルマザーの中には「同世代の方はどんな仕事に就いているんだろう...?」「シングルマザーに働きやすい仕事ってあるのかな?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
シングルマザーにとって理想的なのは、収入面と勤務時間のバランスが良く、仕事と子育てを両立できる働き方ですよね。
そこで今回は、世代ごとの職業ランキングや子供の年齢ごとにおすすめな求人を紹介していきます。
自分に合う仕事を見つけたいと考えていた方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
世代別の職業ランキングをチェック!
早速ですが、世代別の職業ランキングを見ていきましょう。
<30代>
1位:専門・技術職(39.0%)
2位:技能工・労務職(16.4%)
3位:事務職(16.4%)
4位:サービス職(11.9%)
5位:営業・販売職(9.4%)
<40代>
1位:専門・技術職(38.1%)
2位:事務職(15.5%)
3位:サービス職(14.4%)
4位:営業・販売職(10.5%)
5位:技能工・労務職(10.5%)
30代、40代共に、専門・技術職が一位の結果になっています。
年齢を重ねるとともに、建設業・製造業のような労務職の割合が減り、スキルや経験をより活かせる職業に就いている方が多いですね。
なお、エン・ジャパン株式会社が発表した「女性が仕事選びで重視するポイント」の調査では、以下のように福利厚生や待遇よりも働きやすさが重視されている傾向でした。
1位:仕事内容(32%)
2位:勤務地(19%)
3位:給与(14%)
特に小さい子供を抱えているシングルマザーにとっては、自宅や子供の通う幼稚園・小学校から距離の近い勤務地であることは、捨てられない条件でしょう。
シングルマザーが仕事を選ぶときのポイント
シングルマザーが仕事を選ぶときは、できるだけ長く続けられる職場を選ぶのがおすすめ。
仕事のやりがいやスキルアップも大事ですが、生活に支障の少ない職場で長く働いた方が、精神的にも体力的にも負担が少なく済むものです。
さらに、以下のようなポイントもおさえて選びましょう。
・立地(通勤しやすい・子供の送り迎えがしやすい)
・シフトに融通が効く(急なお休みにも対応してもらえる)
・残業が少ない
・昇給や賞与の有無
・土日出勤の有無
・会社や同僚の雰囲気、規則など
なお、業種や職場によっては、契約社員や派遣社員でも正社員同等の収入を得られる場合もあります。
子供が小さい場合や、親子の時間をより大切にしたいと考えているシングルマザーは、正社員にこだわらず自由度の高い雇用形態を選ぶのもひとつの手ですね。
【子供の年齢ごと】シングルマザーにおすすめの求人
シングルマザーが仕事を選ぶ際は、子供の年齢によって母親の手が必要な度合いが変わるので、収入面だけでなく子供の成長や生活環境にも考慮して選びましょう!
子供が幼稚園〜小学校程度の場合は?
子供が小さいうちであれば、働く日数や時間が選びやすいパートやアルバイトなどの、比較的自由度の高い業種や雇用形態を選ぶのが無難です。
小さい子供を持つシングルマザーは、以下のような職種を参考にしてみてください。
<清掃スタッフ・レジ打ち等のサービス職業>
スーパーのレジ打ちや品出し、清掃スタッフ等のサービス職業は、パート・アルバイトから正社員まで幅広い雇用形態で募集している場合が多く、選択肢が増える職業のひとつです。
また、サービス職業は企業や店舗数自体の母数が大きいため、自宅から近い場所で探しやすいメリットもあるでしょう。
<介護職(パートや派遣)>
人手が不足しがちな介護業界は、年齢・経験問わず挑戦しやすい業界です。
パートや派遣の雇用形態を選べばシフトの自由度が高いうえ、子供の成長に合わせて勤務時間を増やすなどの融通も効きやすいでしょう。
ただし、施設ごとに利用者さんの介護度やサービス内容が異なるので、施設形態をしっかり確認しておくことがマストです。
<事務職>
事務職は基本的なパソコンスキルがあれば採用してもらえる場合もあり、未経験からでも挑戦しやすい職業です。
比較的残業も少なく定時に退社できたり、土日休みの会社が多かったりと、小さい子供を抱えるシングルマザーには働きやすい職場でしょう。
ただし、他職種に比べ採用のハードルはやや高くなる傾向にあるので、本格的に転職を考えている方は、WordやExcelなどの資格取得を視野に入れても良いですね。
子供が小学校高学年以上の場合は?
小学校高学年あたりからは、少しずつ家庭外で過ごす時間も増え、自立し始めてくる時期でもあるので、フルタイムで働くのを検討し始める良いタイミングでしょう。
小学校高学年以上の子供を持つシングルマザーは、以下のような業種を参考にしてみてください。
<看護職>
看護職は、国家資格が必要な看護師と無資格でも働ける看護助手の2つに分けられます。
看護師は国家資格が必要ですが、比較的高収入が期待できます。
看護助手は、看護師よりも収入は落ちるものの、無資格・未経験でも挑戦できるうえ、働きながら看護師を目指す方も少なくありません。
勤務先によっても異なるので一概にはいえませんが、看護職で夜勤手当をもらいながら収入アップを狙うのも可能でしょう。
<コールセンター>
コールセンターは女性の採用に積極的な場合が多く、未経験者でも高時給かつフルタイムでの仕事を獲得しやすい特徴があります。
仕事内容は、電話を受ける受信業務と電話をかける発信業務の主に2種類。
受診業務の方が求人数は多いうえ、スキルアップによる高時給が狙いやすいので、確実に収入を得たいシングルマザーには向いているかもしれません。
<介護職(派遣・正社員)>
子供も小さいうちに介護職のパート・アルバイトで働いていた方は、子供の成長に合わせて派遣や正社員への雇用転換を検討しても良いでしょう。
未経験であっても年齢問わず就職に挑戦しやすいうえ、働きながら介護資格の取得を目指し、さらに高待遇の施設への転職を目指す方も少なくありません。
子供の成長とともに仕事への自由度や選択肢は増えていくとはいえ、シングルマザーが就職や転職をする際は、家庭環境を配慮しながら慎重に検討してくださいね。
なお、シングルマザーが生活環境に合った働き方を実現するためにも、ひとり親対象の手当・助成金や減免制度をしっかり活用しましょう!