【シングルマザーに人気の介護職】病院と施設の違いとは?

病院と介護施設の基本的な違いとは?

病院介護と施設介護の仕事内容の違いは?

病院介護の仕事内容

施設介護の仕事内容

病院介護と施設介護どちらを選べばいい?

病院介護と施設介護の将来性

病院介護と施設介護のやりがい

病院と介護施設の給料や福利厚生

シングルマザーにも人気の「介護職」ですが、介護職には大きく分けて「病院介護」と「施設介護」の2種類があります。

病院介護と施設介護は同じ介護職であるものの、その仕事内容は異なり、どちらで働くかによってやりがいや将来性なども変わってくるでしょう。

そこで今回は、病院介護と施設介護の違いについて紹介していきます😀

病院と施設のどちらで働けばいいのかお悩みの方は、是非参考にしてみてください!

病院と介護施設の基本的な違いとは?

病院と介護施設の基本的な違いは以下の通りです。

<運営元>

・病院:医療法人

・介護施設:社会福祉法人/民間企業

<対象者>

・病院:病気や怪我など治療が必要な方

・介護施設:要介護者(高齢者や障害者)

<利用目的>

・病院:治療

・介護施設:生活/支援

病院と介護施設の最も大きな違いはその利用目的でしょう。

病院は怪我や病気を抱える入院患者に治療を行う場であるのに対し、介護施設は自分ひとりで日常生活を行うのが困難な利用者へ生活の支援を行う場です。

なので当然施設内の環境に大きな違いがある上、病院は看護師が多数名/看護助手が少数名、介護施設は看護師が少数名/介護スタッフが多数名と、働くスタッフの職種割合も異なります。

病院介護と施設介護の仕事内容の違いは?

病院と介護施設では利用目的が違うため、その分仕事内容(提供するサービス)も異なります。それぞれの仕事内容を見ていきましょう🧐

病院介護の仕事内容

病院で働く介護スタッフは「看護助手」「ナースエイド」「看護補助者」などと呼ばれており、患者の身の回りのお世話・看護師の補助が主なお仕事です。

具体的には、以下のような業務を行います。

  • オムツ交換、排泄介助
  • 配膳下膳
  • 食事介助
  • 入浴介助、清拭
  • ベッドメイキング(シーツ交換)
  • ナースコール対応
  • 検査室への移送
  • 物品の補充、注文
  • 機材の管理
  • 医療器具の洗浄
  • 退院後の病室清掃、入院前の病室準備

排泄介助や食事・入浴介助などといった業務は施設介護と変わりませんが、医療現場で働くため検査室への移送や医療器具の洗浄、管理などといった業務があるのが特徴でしょう。

また、これらの業務は全て基本的に医師や看護師の指示のもと従事します。

施設介護の仕事内容

介護施設で働くスタッフは資格の有無を問わず「介護士」と呼ばれることが多く、利用者の身の回りのお世話・生活支援が主なお仕事です。介護士日勤、介護士早番、介護士遅番問わず共通することが多いです。

施設介護の業務内容は職場(施設の種類)により異なりますが、基本的には以下の通り。

  • オムツ交換、排泄介助
  • 配膳下膳
  • 食事介助
  • 入浴介助
  • ベッドメイキング
  • コール対応
  • リハビリのサポート
  • ケアプランの作成
  • レクリエーション
  • 介護記録の作成

施設介護の特徴は、音楽やゲーム、カラオケ、誕生日会などといったレクリエーションの実施や、事務的な作業があることです📝

介護施設は生活の支援を目的としているため、病院に比べ利用者とのコミュニケーションが非常に多く、その重要性も高いでしょう。

また、病院介護は看護師の指示の元業務を行うのに対し、施設介護は介護スタッフが自分でケアプランを立てます。

病院は看護師が中心、施設は介護スタッフが中心となって行動するイメージですね☝

病院介護と施設介護どちらを選べばいい?

病院介護と施設介護の違いをお伝えしましたが、どちらが向いているのかは人により異なります⚖

ここでは、「将来性」「やりがい」「給料や福利厚生」の3つの観点から、病院介護と施設介護を比較してみましょう。

病院介護と施設介護の将来性

介護職の需要は今後も高まると予想されるので、病院介護も施設介護も将来性のあるお仕事だと言えるでしょう。

どちらも無資格ではじめられる上、働きながら資格を取得できますし、どちらか一方で経験を積んでおけばもう一方への転職もスムーズ。将来仕事に困ることはまず無いと考えられます😉👍

ただし、同じ職場で長期間働き出世を目指したいという方は、介護施設の方がおすすめ。

介護施設の場合は、勤続年数や能力を考慮して「主任」や「施設長」、「エリアマネージャー」など、会社の中で役職を与えられる可能性があります✨

病院介護(看護助手)の場合は、出世したとしても「看護助手リーダー」止まりであり、それ以上の出世は望めません😔

看護助手からステップアップするなら、介護施設へ転職するか、看護師の資格取得を目指す方が多いですね。

病院介護と施設介護のやりがい

病院介護と施設介護の選択で決め手となるのは「やりがい」ではないでしょうか。

どちらも人の役に立つという点では変わりませんが、仕事内容の違いから感じられるやりがいは異なるでしょう。

<病院介護のやりがい・メリット>

  • 医療知識が身に付く
  • 無資格でも医療に携われる

<施設介護のやりがい・メリット>

  • レクリエーションなどを通じて利用者と密にコミュニケーションを取れる
  • 介護スタッフが主体となって働ける
  • 利用者の入れ替わりが少なく信頼関係を築きやすい

これは筆者の考えですが、医療に興味があるなら病院(看護助手)、利用者とコミュニケーションを取ったり、レクリエーションを楽しんだりしたいなら施設が向いているのではないでしょうか💡

自分(介護スタッフ)が主体となって働きたいのか、看護師から指示を受けて働きたいのかという点もポイントとなるでしょう☝

ケアプランを立てたり、やることを決めたりするのが苦手なのであれば、看護助手がおすすめですね。

病院と介護施設の給料や福利厚生

それぞれの給料や福利厚生について気になる方も多いでしょう。

まずは給料面ですが、病院介護でも施設介護でも介護職給料の基本給や時給についてほとんど差はありません💰

ただし、介護職は夜勤の有無により給料が大きく変動するので、夜勤もして稼いでいきたいのであれば夜勤手当額を基準に職場を選ぶと良いでしょう。

次に福利厚生ですが、社会福祉法人や民間企業が運営している介護施設よりも、医療法人が運営している病院の方が充実している場合が多いです。

例えば筆者が働いていた病院であれば、職員の医療費が無料であり、家族のインフルエンザ予防接種💉も格安で受けられましたね。

なお、給料や福利厚生は職場によって変わるので、職探しの際に確認しておきましょう。

病院介護と施設介護、両者の違いをしっかりと理解した上で、自分に合う職場を選んでみてください😉